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平成29年度 入試雑感

新国語問題集編集委員による、平成29年度の入試傾向分析です。
第48集の解説書巻末に掲載しています。
過去の入試雑感はこちら

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入試雑感

※以下は、入試雑感の内容を弊社編集部員が簡潔にまとめ、コメントしたものです。
(2017年5月16日 加筆・修正)
【現代文】小説
  • 小説を出題する国公立大学は例年と変わっていない。
  • 過去問や、他大学との問題重複が見られる。
  • 文章量に制約があるため、出題者側からすれば素材が限られている。
     14 小川洋子「失踪者たちの王国」(岡山大)
    この作品を含む短編集「偶然の祝福」から、2011年に東北大で「キリコさんの失敗」が出題されている。
     17 幸田文「藤」(東京大)
    本年度の筑波大と同一箇所の出題。

    ★過去の良問を解くことが合格への近道。
    過去の入試から良問を厳選した「新国語問題集 セレクト」がおすすめ。
【現代文】評論
  • 「近代化」あるいは「再帰的近代化」がもたらす現代社会の諸問題について論じた文章。
  •  3 今福龍太「ハーフ・ブリード 混合体の群島11」(津田塾大)
    原子力時代の脅威を示唆する、オバマ元大統領が広島で行った演説についての考察。
     25 吉見俊哉「『文系学部廃止』の衝撃」(大阪大)
    文科省の「文系学部廃止」の通知を受け、「理系は役に立つが文系は役に立たない」という意見への批判。
    ★時事問題とも関わっており、本年度を特徴づける出題。

  • 「正義」の本質と「知覚のメカニズム」に関する文章。
  •  6 今井むつみ「学びとは何か」(千葉大)
    記憶や知覚は、主観的に解釈され構築されたものだということ。
     22 仲正昌樹「いまを生きるための思想キーワード」(筑波大)
    「正義」の意味と本質が、西欧と日本で大きく違うことへの危惧。
     24 塩野谷祐一「エッセー 正・徳・善」(一橋大)
    社会的関係において、実現すべき究極的な価値としての「正義」の意味。

  • 受験生が独自に考えて答える設問が見られた。
  •  6 今井むつみ「学びとは何か」(千葉大)
    本文で挙げられている事例とは異なる具体的な事例を、自分の経験から答えさせる問題。
     7 永田和宏「あの午後の椅子」(静岡大)
    文章を理解した上で、筆者の問題提起に対する意見や考えを述べさせる問題。
    ★昨年に引き続き、本文の内容を理解した上で、自分の考えをまとめて述べる力が求められている。
【古典】古文
  • 大きな変化は見られない。難解な本文は少なく、全体的に易しい。
  • ジャンルでいうと、日記や歌論は少なく、説話が多い。本年度は軍記物語が目立った。
  •  17 「平家物語」(大阪市立大)
    軍記物語では、「平家物語」の出題が多い。
     20 「源氏物語」(東京大)
    入試問題の易化傾向が続く中でも、本文の読み取りが難しい「源氏物語」は別格。本年度も多く出題された。

  • 京都大では、昨年に引き続き漢文との融合問題も出題された。
  •  8 「夜航余話」(京都大)
    問いの1つが、漢文の現代語訳をさせる問題。

  • 過去に他大学で出題された箇所と同じ部分を採っている大学が見られる。
  •  2 「庚子道の記」(広島大)
    2016年の大阪大で出題されている。(新国語問題集第47集 5 で採録)
    ★現代文と同様、過去問で良問を解くことの必要性が見てとれる。
【古典】漢文
  • 本文の分量は少な目。記述の量も昨年同様少なく、易しい問題が多い。
  • 読解の大きな助けとなるような、丁寧なリード文・注釈が多く付されている。
  • ジャンルは様々。随筆や評論、説話的文章、詩、歴史的文章など。
  • 随筆・評論:24 「蘇軾文集」(滋賀大)
    説話的文章:26 「賢奕編」(東京大)、27 「夷堅志」(大阪大)
    歴史的文章:23 「資治通鑑」(宮城教育大)、25 「春秋左氏伝」(弘前大)