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平成30年度 入試雑感

新国語問題集編集委員による、平成30年度の入試傾向分析です。
第49集の解説書巻末に掲載しています。
過去の入試雑感はこちら

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入試雑感

※以下は、入試雑感の内容を弊社編集部員が簡潔にまとめ、コメントしたものです。
【現代文】小説
  • 小説を出題する国公立大学は例年と変わっていない。
  • 過去問との重複が今年はより顕著に。
  • 14 北杜夫「少年」(東北大)
    2014年度大阪大(文学部)で出題。引用箇所は異なる。
    16 串田孫一「緑の色鉛筆」(東京大)
    2017年度京都大で同作者(作品は「山村の秋」)を出題。
    18 古井由吉「影」(京都大)
    1995年度大阪大(文学部)で出題(『新問27集』採録)。ほぼ引用箇所も同じ。

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【現代文】評論
  • 「認識論」(=人間が何かを認識するとはどういうことなのか)についての文章。
  • 6 鷲田清一「哲学の使い方」(首都大学東京):時間の認識
    9 内田義彦「読書と社会科学」(九州大):芸術における認識
    22 久保昭博「ポスト・トゥルースあるいは現代フィクションの条件」(神戸大)
    「もう一つの事実」についての問題点を指摘
    25 野矢茂樹「心という難問」(大阪大)、26 佐竹昭広「意味変化について」(京都大)
    言語による人間の認識
    ★本年度の入試問題で多く見られたテーマ。

  • 「文学論」(=すぐれた文学作品を題材に、作品と時代との関連性を述べたもの)についての文章。
  • 3  中西進「文学の胎盤」(富山大):『五重塔』幸田露伴
    5  渡辺京二「娘への読書案内 世界文学23篇」(岐阜大):『戦争と平和』トルストイ

  • 「論理的」「客観的」「科学的」の根底にあるものは何かを問う文章。
  • 24 入不二基義「足の裏に影はあるか?ないか?哲学随想」(東北大):「私たち」という自明の概念や、「ことば」の根底にある働きについて
    27 野家啓一「歴史を哲学する――七日間の集中講義」(東京大):「歴史」の根底にある「物語り」について

  • 「近代」に関わる文章。
  • 2 柳澤田実「『子ども』というエチカ」(津田塾大)
    「近代」の理想的な「こども」像の虚構性と、現実の「こども」の生きる力について
    20 佐伯啓思「反・幸福論」(新潟大)
    「老い」の意味を見いだせなくなった「近代」社会の問題
    23 紀平知樹「知識の委譲とリスク社会」(一橋大)
    「近代」と「再帰的近代」について

  • 「身体論」についての文章。
  • 4 吉川宏志「風景と実感」(金沢大) 文字から、作者の身体感覚を蘇らせるという、「読み」という行為の本質について
    *2013年度富山大で同作品の全文同じ箇所が出題されている。
    10 池上俊一「音と声から立ち現れる新たな歴史像」(名古屋大)
    前近代の無文字社会が重視してきた「声」の役割について
【古典】古文
  • 近年の傾向と大きな変化は見られない。難解な本文は少なく、全体的に易しめ。この傾向が定着していっている。
  • ジャンルは、例年どおり説話が多い。軍記物語も昨年に続き多いが、一方で近年出題の定着していた擬古物語が減少傾向に。
  • 〔説話〕
    12 「沙石集」(岡山大)、13 「十訓抄」(名古屋市立大)、15 「撰集抄」(東北大)、17 「閑居友」(福島大)など
    〔軍記物語〕
    9 「義経記」(弘前大)、19 「太平記」(東京大)、「源平盛衰記」、「平家物語」など

  • 有名出典からもコンスタントに出題。
  • 6 「和泉式部日記」(大阪大)、7 「紫式部日記」(九州大)、11 「大和物語」(お茶の水女子大)、20 「源氏物語」(神戸大)など
    ★教科書掲載の有名出典の出題もあるため、普段の学習・授業も重要。

  • 国公立大の入試問題においても文学史の出題は継続して見られる。
  • 4 「琴後集」(愛知教育大)、7 「紫式部日記」(九州大)、20 「源氏物語」(神戸大)
    ★受験対策には文学史の学習も必要。
【古典】漢文
  • 本文の分量は少なめ、難易度は易しめで、例年どおり。
  • 記述の量は昨年同様少ない。
  • 読解の大きな助けになるような丁寧なリード文や注が多く付されている。
  • ジャンルは、随筆や評論、説話的文章、詩、思想的文章など。
  • 随筆・評論:25 「文史通義」(金沢大)、29 「東斎記事」(九州大)
    説話的文章:21 「新序」(滋賀大)、23 「百喩経」(新潟大)、28 「唐せき言」(神戸大)
    思想的文章:22 「韓非子」(岐阜大)、26 「淮南子」(福島大)